Gienah's

雑多なゲームのこと。

2014-10-05 CivBG

2ゲーム目はメモを取る時間が無かったので細かいゲーム進行は掘り起こせません。卒業して収入増えたらこのゲーム真っ先に買いたいですね……。

▼ Game 1

f:id:gienah_y:20141005124826j:plain

            アステカ

          /           \

ロシア (自) ー  ギリシャ (スタート)

 と三つ巴に見せかけてアステカ-ギリシャ間は水域で完全に分断され、実質的に我がロシアは大陸の中央で両国と睨み合う配置に。

- T1

社会制度は軍事的伝統を採用。アステカも軍事的伝統、ギリシャは合理主義を選択。

ターン開始フェイズにギリシャは民主主義の2商業点と併せて6商業点を保持しているため、合理主義で農業を獲得。6商業点を継続的に産出するメトロポリスと化しT1研究フェイズへの余力も残します。この動き胡散臭いです。

我が国は隣接2タイルを開けるもののT2に第2都市が建つ見込みはなし。上家ではあるものの彼我の距離が短く先進国であるギリシャからの技術窃盗を目指します。

研究は絹が手に入る目処こそ立たないものの、機動力を上げるために騎乗。アステカは農業、ギリシャは次ターン開始フェイズに合理主義で騎乗 (だったと思います)。

- T2

技術窃盗拠点となるべき第2都市建設予定地に陣取る蛮族を襲撃。戦果は芳しくなく、部隊カードが4枚から2枚に減ってしまいますがその分都市が早く建つなら軽い経費です。蛮族からは偉人を入手。万能カウンターたるマーク=トウェインを獲得しますが、首都郊外いずれのマスに配置してもハンマーを潰すことになり共産主義と噛み合わないため後続都市用に保留します。 

研究は保留。

- T3

ギリシャが合理主義で灌漑を入手、第2都市と第3都市を同時に建設します。ロシアとアステカも第2都市を建設しますがギリシャの国力が圧倒的に。社会制度は商業点を少しでも効率よくやりくりするために合理主義。しかし僅かな商業点を節約するだけなら拡張主義で毎ターン2商業点を得れば十分だったのでは……。

都市運営では第3都市建設予定地周辺の蛮族を撃破し、かつギリシャからの技術窃盗を確実にするため両都市で軍隊フィギュアを生産します。

……これが今ゲームの先行きを決めた悪手でした。ギリシャからの技術窃盗を諦め、第2都市では部隊カードを生産していれば少なくともこのターンに蛮族の村へと攻め入ることができたのですが、戦闘向けの技術を自力研究しつつ軍産複合体へ投資するコイントークンを確保するための技術まで早期に欲張った結果技術窃盗に拘ってしまったという感じです。

アステカが第3都市建設予定地周辺に都市国家を発見。都市建設が不可能になったためアステカとロシアで第3都市予定地を喰い合う可能性が生まれました。

我が国は一先ずギリシャ方面へ向かう軍隊フィギュアをスタック3にし、第3都市建設の準備はできないまま終了。

 研究はこの期に及んで兵站学。ギリシャが軍隊フィギュアをスタックさせて防衛する構えを見せたため、圧力を掛けるために選択した (民主主義で歩兵Ⅱを有するギリシャに対し部隊の向上なしに野戦を挑むのはまず無謀) のですが、アステカと都市建設競争が不可避となった以上、技術窃盗を完全に諦めてでも灌漑を一刻も早く取得するべきでした。

一応ここまで技術窃盗に拘ったのは「陶器等から得たコイントークンの軍産複合体への投資」という決め打ちをアステカに先を越され、同じ戦略の後追いでは勝てないと踏んだ結果の差別化だったのですが、差別化は「技術窃盗を行える」点ではなく「各都市で首都と同じハンマーを産出できる」という共産主義の利点を軸に行うべきでした。

- T4

ギリシャが軍備を増強したため結局狙っていたギリシャ第3都市からの窃盗が困難に。こちらの第3都市建設を遅らせるという多大なコストを支払ってリターン0では許されないので、ギリシャ第2都市に隣接するマスへ軍隊フィギュアを移動。

T3で撃破できた筈の蛮族をようやく除去。他に遊撃フィギュアが居たのですが、アステカ第3都市建設予定地を読んであと1マスだけ向こう側へ動かしていればアステカからの窃盗を睨めた筈ですね……。よろしくない。

- T5

当然アステカが第3都市を建設。こちらの建設予定地と郊外が被るためロシア第3都市は1マス引かざるを得なくなります (ハンマーは増えても無意味であるため、単純に商業-2)。

ギリシャから技術窃盗の機会がありますが、後進国である我が国はL1技術しか盗めず、結局陶器を今更入手するだけの結果に。商業点にして6。6商業点のために第3都市が2ターン遅れ。ゲームやってないです。

研究でようやく灌漑を入手し、T6頭にして第3都市を建てられる体制に……。

- T6

ターン開始フェイズにギリシャが我が国に向けて蛮族の野営地を使用。通せば第3都市が建たないためマーク=トウェインを使用して妨害。ようやく第3都市が建ちます。

移動フェイズ、前ターン技術窃盗を行いスタック数が2に減った軍隊にギリシャが宣戦。部隊カード自体は十分に保持しているもののギリシャが公開したゲオルギー=ジューコフが凶悪に働き、1戦は耐えたものの2戦目で敗北。部隊カードが数枚まで削られ、我が国が唯一持っていた優位が完全になくなります。

- T7

既に教育を獲得したギリシャ (全資源を自力入手可能) が研究速度を更に高め、宇宙勝利に届かんとします。マリア=キュリーからウランを得てギリシャからアステカ第3都市へ核攻撃。技術窃盗を目論むロシアのフィギュア諸共爆破。

- T8

哲学と官吏を合理主義で取得し、勝ち目はないもののリソースをフル活用してギリシャを止める方向へ。アステカからギリシャに市民反乱でこのターンの宇宙逃亡は不可能に。アステカはロシアへ向けて進軍し、次ターン軍事勝利の可能性をつくります。

哲学で偉人を引くもののマルコ=ポーロは全く役に立たず。

- T9

前ターンでギリシャ宇宙勝利は阻害したものの、その代償として軍備を整えられなかったため部隊カードがギリシャに削られたまま立て直せていない状態に。

都市運営フェイズにギリシャが教育で宇宙勝利条件を達成するものの、アステカがロシア首都を陥落させ軍事勝利。

 

 ▼ Game 2

アラブ          -           日本

     |                                |

スペイン (自国) -  イギリス

漠然と文化勝利 or 軍事勝利を志すものの、アラブが文化勝利を狙う構えを見せたため文化ボーナスを有するアラブに追随するのは止め、軍拡の道へ。

下家のアラブを仮想的とするものの攻めあぐね、その間に飛行機+レオナルドの工房+工学+共産主義を揃え毎ターン大量の飛行機カードを生産できる体制に入ったイギリスから殴られて滅亡。

 

まとめると判断ミスと不勉強が共に祟った結果ですね。

まずは遺産と偉人にどのようなカードが存在するのか把握していないのが大問題。1ターンの動きが大きいゲームなのだから、一手でゲームにどのような影響を及ぼしうるのかは知悉していないとリカバリーもできないし、遺産や偉人の有用性を活かせるように予め立てられた戦略に勝つのは困難です (遺産も偉人も特定のものがゲームに出現するかは分からないとはいえ)。

 更には勝利条件を満たすための段階を具体的に描けていないのがよろしくないです。例えば2ゲーム目ではアラブに対し蒸気機関による奇襲を考えていましたが、9ターン目に蒸気機関から軍事勝利するなら8ターン目に蒸気機関の能力を使う必要があり、そのためには7ターン目にフィギュアをスタックさせて蒸気機関を研究するのが必須で更にそのためには6ターン目の終わり時点でスタック数を上げる技術が要ることくらい考えれば分かる筈 (更に言えばそれなら蒸気機関での奇襲は非効率であることが分かる) なのにどうしてゲーム中何も考えなかったのかという話ですね。

完全に思考を止めてしまった点についてはPCゲームのCivで当たり前のように背景化した考え方をそのまま当て嵌めてしまったのも原因にあるかもしれません。

例えば「軍備を整えてから攻めこむ」というのはCivBGにおいては勝利ターンを遅らせるだけ (進軍中のユニットも技術研究と部隊生産で強化されるのだから攻め込みながら軍備を整えるべき) だし、「都市 (の周り) に軍隊を置かない」のは無防備でも何でもなく、むしろ継続的な防衛戦を優位に進めることに繋がります。

こういった点でCiv4とCivBGは全く別のシステムを持つゲームなのに、皮相の類似性から全く異なるゲームの考えを意識すらしないまま当て嵌めてしまっているのは問題でしかないですね。

とりあえず何度も回してみてゲームに慣れたいです。次回までに文化カード、偉人・遺産と主な戦略は調べて行きましょう。